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11月の幸寿司『大将お任せコース』

地元大分県で『異種卵地図』なる美味しいお店紹介をしている『さすらいの食いしん坊ケンタロウ』と『その弟子のエーコ』による幸寿司さんの旬のお料理ファイルです。『異種卵地図』は外部サイト「石川青果」内です。

黒ごま豆腐
①黒ごま豆腐
しっとりとネットリと・・・
とことん摺り込んだゴマの風味と食感、天盛の百合根のホクホク感が食欲を掻き立ててくれます。
純米酒一番手は『東郷(とうごう)』 
ごま豆腐の味噌を最後までなめたくなるのは、山陰東郷の影響かもしれません。

菊菜とえのきといくらのおひたし
②菊菜とえのきといくらのおひたし。
そこはかとない苦味がえのきの旨みといくらの塩気によって口の中でやんわりとまざりあっていく。
イクラの塩気を『東郷』によって軽く洗い流すとまた新たな喜びを発見する。

酒糖クリームとおひたし
③酒糖クリームとおひたし
白く見えるのは軸ほうれん草で、ゴボウのような食感。
味に癖が無く葉の部分と甘辛い酒糖クリームが全体の調和をもたらしている。

数の子盛り
④お刺身がわりにこちらをどうぞ
 数の子、煮玉子、と佐伯産の塩トマト。
甘さ辛さを東郷がさらりと流してくれる。
次々と箸がすすみやすい。

ハマスイ(はまぐりのお吸い物)
⑤ハマスイ(はまぐりのお吸い物)
二番手の純米酒は奥羽自慢(おううじまん)
やわらかい。
久しぶりに帰省した実家のおばあちゃんの笑顔をみたような気持ちにさせてくれる。

 奥羽自慢に負けず劣らず、優しい素材の味をひきだしているハマ吸い。
この出汁と交互に奥羽を煽ると一層優しい気持ちに包まれる。
(ミツバの折り方は『相生折り』だそうです)

細魚の皮焼き
⑥細魚(さより)の皮の串焼き
香ばしい皮の焼き目は、日焼けし過ぎた夏休みの子供のよう。
パリッとした皮を頬張る。
薄く残った身の部分は柔らかく良い塩梅である。
そこへ奥羽自慢を流し込むと、子供時代の昼寝をしていた私に優しくタオルケットをかけてくれた祖母を思い出す。

すき焼きの卵白
⑦すき焼き
しっかりした割り下に、ふんわりと泡立てた卵白をのせて頂く時に、日本酒にあうようにやわらかい甘さをおさえてくれる。
(佐賀牛・・・A4級)
(3)白凛
すこし甘めで、パンチがきいてて、すき焼きに押し負けしないコシの強さ。

すき焼き
卵は乗せても付けても良し。
脂が乗って蕩ける旨さの佐賀牛を白凛でサッパリと流し込む。

えび芋と黒むつの煮出汁
4番手の純米酒は『旭菊』・・・60度で花開かせて
キリッとさっぱりした味わい。

⑧えび芋、黒ムツの煮だし
濃厚なえび芋とムツの皮に含まれる旨みに、一縷の緊張感を与えてくれる。

タコの柔煮
⑨タコの柔煮
ゆっくり丁寧に煮込むことで、たこの黒皮が剥がれることなく、旨味も濃縮され、元気がでる味となる。
(5)七七七・・・七割磨いて・・・。
古酒らしいパンチの効いた味わい。それでいて七年の時を隔て全ての雑味が旨みへと統合されている。
コースの中盤から終わりにかけて頂くとより一層料理に新鮮味を吹き込んでくれる。

りゅうきゅう
⑩りゅうきゅう&琉球丼
 『所謂ヅケ』と言うには納得できず、かといって『りゅうきゅう』でもない。とろみをまとった新たな一品。

琉球丼
贅沢にもこの琉球に蘭王をふんだんに使った錦糸卵を乗せて『琉球丼』にしてもらいました。

しめサバと津軽和え
⑪しめサバと津軽和え
摩り下ろしたリンゴを天盛にすることで、デザート感覚でしめサバをつるりと頂くことができる逸品。
ややふくれ気味となった胃袋にも抵抗なく滑り落ちて来る。

(6)睡龍
終盤に頂くと、食事の満足度をさらに後押しする。
甘味のある料理にガツンと睡龍が衝撃を与えてくれる。

熟柿のブランデーがけ
⑫柿のブランデー
 実は皮ごと食べると更に美味しい。
熟す一歩手前まで保存しておいて、絶好のタイミングでブランデーをかけると、もうそれだけで絶品スイーツの出来上がり!!
熟した柿とブランデーがこんなにマッチするとは想像だに出来なかった!

衝撃いなり
⑬衝撃いなり(おとうさんの隠し玉!)
正直言って、本日のお料理で一番の驚きの品。
こちらはノーコメント!
食べてからのお楽しみ!!

画像の説明
(7)生酛
まだ帰りたくない時間帯に出てくるとなぜか『フィナーレ』が聞こえてくる気がする。

それでも愚図っていると最後に出てきたのが
(8)『羽前白梅 ソーダ割』
衝撃と衝撃のコラボ。
純米のソーダ割の破壊力のおかげで私の中の『帰りたくない悪魔』がすっかり除霊されました!(笑)

一品ごとに、一献ごとに隠し切れない感動に打ち震えてしまいました。ご馳走様でした!
今回も数々の感動をありがとうございました!!

「和食と純米酒の組み合わせってエンターテイメントなんですね!!佐伯発の和食エンターテイメントは今月も健在でした!!」

と言うわけで今月も後ろ髪を引かれつつ、来月を楽しみにお店を後にしたのでした。